茅ヶ岳歴史文化研究所の日常やイベント報告、最新ニュースなど。


by kayabun
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

<   2016年 09月 ( 1 )   > この月の画像一覧


b0026615_9184326.jpg

上原遺跡で建物の構造が分かる住居が見つかりました。住居跡の炭は、柱や屋根を支える垂木です。住むことを止めた時点で、竃を壊し、家を火にかけました。燃えた垂木の上に焼かれた土が載っていることから、屋根に土を載せたことがわかります。土葺屋根は縄文時代から認められ、最近まで続いていたことがわかっています。

b0026615_9202448.jpg

土葺屋根は、縄文時代・弥生時代・古墳時代・平安時代と続く。中世以降でも土屋根はある。中世では東北地方・中部山岳地方に分布する。16世紀、長野県駒ヶ根市遊光遺跡の事例がある。中世では屋敷の門に土を葺くものがある(上土門。上級の武家屋敷などに用いられた格式が高い門)。江戸時代の市街地の建物についても、土屋根が奨励されたことがある。明暦の後、幕府が出したものであり、これは防火対策としての土屋根である。(上原遺跡発 文責功力)
[PR]
by kayabun | 2016-09-16 09:22 | 発掘情報