茅ヶ岳歴史文化研究所の日常やイベント報告、最新ニュースなど。


by kayabun
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カテゴリ:スタッフ日記( 73 )

で、こいつが全体像

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「ジャ~ン!」といふわけで前回から紹介の出産土器!これが完全体

でありまする。数千年の時を経て大気中にこんにちわです。なんて

素晴らしい!なんてロマンチック!ポエムです!メルヘンです(笑)


土器の本体の部分、調査員も言ってはったけど「女性のボディー」の

モチーフですよね。私Nも普段のおバカノリはどこへやら・・・・

殊勝といふわけではないが、妙に敬虔というか神妙というか、人の

命の不思議さなんてやつが軽く脳裏をよぎりやがりましたよ!「我々

はどこから来て、どこに向かっているのだろう?」なんて哲学的命題

なんかも視野に入れつつデスネ(笑)

数千年の眠り・・・すくなくともこの数十年は「こいつ」の上に毎年

4月になるとお水が張られて、まもなく苗が植えられて・・・・秋には

稲刈りが行われて美味しい白州米となって。


水田になる前は田野だったのかはたまた雑木林やったのか?それこそ

気の遠くなるやうな「流転」を繰り返して今再び「日の目を見たのです

よ!」この土製の「お母さん」はね。


さてこれを作ったのはどんな性格のどんな人やったんやろね?

ではまた次回!
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by kayabun | 2013-03-28 13:28 | スタッフ日記

産みの苦しみ

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発掘調査ですから、ものがあんまり出土しない・・・というのは

面白くない。逆に完形に近い土器だとか、石鏃系遺物とか、その他

モロモロ何かが「出てくる」ととても嬉しい。モチベーション大盛

明日への活力ともなり得ます。


遺跡発掘支援業務・・・今年度終盤に出てきたのは縄文中期の「

出産土器」それもかなりの大物です。土器全体の写真は次回にアップ

予定やけど、見た感じパーツのそろいも中々で復元したらすごく

カッコイイと容易に類推できます。


写真はその土器に付いている人面像。母親の産みの苦しみを表現した

ものか?中々の表情ですね(笑)。これ自体も成人男性の手のひら大

よりも大きな感じでインパクト十分の質感でした。現場にいた全

作業員さんから歓声や嘆息の念がもれたことは言うまでもありません。

調査員S氏によるとこの手の土器の出土は、我が北杜市(旧北巨摩郡

)においてここ30年で3体目だそうです。ということは・・・・


また10年後に「次なる一体」が地中からHELLOするんやろかね?

では次回は全体像の写真UP、乞うご期待ですよ!
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by kayabun | 2013-03-19 09:28 | スタッフ日記

三寒四温

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我らが「かやぶん」のフランチャイズ。山梨県北杜市・・・・何もこの辺

だけではないようですが、全国的に(かな?)むっちゃ暖かくなったり、

はたまた冬に逆戻りしたようになったり・・・・一昨日の日曜日にはお昼

ごろいきなり台風クラスの烈風吹きすさび、気がつけば気温が10℃くらい

一気に下がったり。

でもこれから少しずつ春めいていくのでしょうね?「人間が自然を破壊して

しまっても、春は春である・・・」なんてことをのたもうたのは、かの文豪

トルストイでしたかね。21世紀の今日でさえそれは真理のやうな気がします

わ・・・・


遺跡発掘支援業務も一段落!次の現場が始まるまでしばしのお休み(別に

仕事がないという意味じゃないけどね)。今後はちょっと更新のペースを

早めて「遺跡報告会」みたくしてみようかな?なんて思っています。


北杜市は白州町竹宇遺跡。昨年晩秋に作業に着手して早や数ヶ月、終わり

にきて「お宝」的なものが多数(複数か?)出土しました。今回はその

紹介の導入ということで、コイツの写真をアップします。隣の「遺物」は

大きさの比較と一種のシャレと思うていただきたい(笑)。


最も完掘してみると、結構縦に長く「遺物」(というより異物?)とは

大分異なった印象をもちました(あたりまえか!)。むしろ花瓶的な感じ

かな?


雪にも悩まされましたね。きつかったです・・・・もう今年は雪はいらない

です。といいながら案外四月初めまでは油断でけへんのよね。
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by kayabun | 2013-03-12 11:56 | スタッフ日記

弥生三月雨にて開始

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三月に入りましたね。遺跡発掘支援業務も年度末、大詰めといふ

感じかな?雪に悩まされ、寒さに震え・・・・と思うと暖かいの

だけれど雨にたたられ・・・・兎角この世は住みにくい(笑)


話変わって写真は縄文時代の貯蔵穴だそうです。人がすっぽり入

る程度の大きさです。下ぶくれ型といふかフラスコ型というか、

上の方より下の方面積(容積といった方がよいのかな?)が広い。

私Nもこの手を掘らしてもろうたことがあるのですが、いやあ・・・

苦戦苦戦!底というか床をだしてそこからカベを探していくの

ですが、なかなかカベにぶちあたらない(涙)この辺はホンマは

「図説」したいところで、発掘の経験のない方には「なんのこ

っちゃ??」かもしれませんね。

換言すると(強引に)とにかく「俺、これこんなに掘ってええん

かいな!」という疑心暗鬼状態満載ですわ。

それゆえにカベが無事「こんにちは!」してくれてそこから

上にオーバーハング状の壁面を出していく作業はすこぶる「

快感」どや顔モード前回です。(ちょっと大仰ですね)


縄文時代の冷蔵庫(的なもの)あるいは物置き(的なもの)

に何がどんな風に収納されていたか?そんなことに思いを巡らし

来週もがんばりましょう(笑) 「うん!大詰めだよ!」
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by kayabun | 2013-03-01 17:07 | スタッフ日記

太古の国からこんにちわ

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遺跡発掘支援業務・・・・ここに来ての「雪模様」のためにかなりの

停滞を強いられておりマス。残念です。早作業をすすめたいものです。

先週は降って、働いて、降って、働いての「カスタネット作業」でした。

週初めの今日も雪です。


以前にも書いたと思いますが「セクションベルトの中からこんにちわ!」

的な土器は多いです。俗な言葉で言うと「プチお宝」が出てきます。

最初はベルトに隠れてほんの少ししか見えていないものが、ベルトを

崩し次第にその全貌が明らかになる過程はいつもドキドキします。

(土器だけにドキドキ・・・・ああ、年相応の〇父ギャグ)


今回もこうして無事出てきました。そばに置いてあるのはスケール

比較用としての移植ゴテです。僕はこうして写真を撮ってしまった

けれど、本来はコイツをきれいに洗って(その場でスポンジでね!)

それから調査員が写真を撮り、測量チームが機械で出土位置を測量

、そして「遺物上げ」をして本部の建物にお持ち帰りするという

プロセスを経ます。あとは中で洗って接合・・・・完形にして

展示という感じかな。


さて明日こそは作業バンバンしたいですね。
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by kayabun | 2013-02-18 11:33 | スタッフ日記

こんなん出ましたよ!

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こんにちは!Nです。今日は恐れていた通りの雪やね。雪が降っては現場

で作業はできません。雨とか雪・・・・正直うっとおしいですね。せやけど、

雪がなけりゃ「商売」にならへん人もいっぱいいてるから、自分だけの都合

でブーたれてたらあかんのでしょうか?では、こそっと「雪のバカ野郎!」


先日こんなのが出土しましたよ。もち人為的加工の跡バリバリの黒曜石

、棒状の物体。レンズキャップは大きさ比較用(笑)、ホンマはタバコが

ええんやろけど僕は喫煙者やないから・・・・

長さ9cm、多分何かの作りかけやったのかな?ここ竹宇遺跡は縄文中期

の遺構が多いけど、黒曜石及びその加工品(矢じりなど)はほとんど出土

しません。以前掘っていた堰口遺跡の石鏃オオバンブルマイ状態を考え

ると、距離がこんなに近いのに?などと考えてしまいます。

やはり時代の差異というのでしょうね。仮に1000年の隔たりがあると

すれば我々現代人と平安朝の方々との差に該当するわけですから、

欲する材料、原料が違ってもなんら不思議はないのでしょうね。あ、

前後しますが堰口は縄文前期ですね。う~ん悠久ですなあ。


イギリスのレスターで発見された遺骨は薔薇戦争末期のイングランド王

リチャードⅢ世のものと断定されたようですね。DNA鑑定ってやつで

すね・・・・我が国で言うと室町時代=15世紀の方です。縄文に比べりゃ

全く現代に近い話だけど、この鑑定だってすごいことだよね。


遠い将来、科学技術の発展とともに縄文の研究も現代ではありえない

ような方法で、とんでもない結論が導かれるのかな?なんか僕的には

「ドラ〇もん」の世界のような類推しかできないですが(笑)
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by kayabun | 2013-02-06 07:08 | スタッフ日記
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お久しぶりぶり・・・・Nどえ~す。現在遺跡発掘先の1つである「竹宇遺跡」

以前業務についていた「堰口遺跡」の西側数百mの位置にあります。寒風吹く

中での作業はなかなかの強敵やけれど、みんなで協力して頑張っております。


東京は新宿で縄文時代の遺骨が出たとか、あのような形で残っている

ことは極めて珍しいとか。個人的には自分が掘っている場所から「古代人

のお骨」が出てきたら、結構ビビるんとちゃうかなあ?

ちょっと戦々恐々モードかな・・・・まあ、出ないでしょう。


写真はセクションベルトの中からおでましにならはった1箇体の土器曽利Ⅰ式

およそ4500年ほど前のもののやうです。20cm強の大きさでした。

この縄文人たちのデザインセンス・・・ホンマにグッジョブですわ。

凡人の私も目をむいてそいつを主張したいですね。画伯のやうに!


寒風と書きましたが、今日如月1日はとても暖かかったです。春がフライング

してしまったような陽気。明日は天気はよくなさげやけど、気温はもっと上がる

らしいね・・・・「冬来たりなば(順接仮定条件)春遠からじ(打消し推量)」は

正しいね・・・・太古の人々はもっと春が待ち遠しかったやろね。ではまた!
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by kayabun | 2013-02-01 20:29 | スタッフ日記

神奈月もはや半ばナリ

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本日は午後甲府で行われたミーテイングに参加してきました。栃木県から

講師を招いてのNPO法人の勉強会でした。活動資金の捻出やらその他

諸問題を考えさせられましたね、私Nも・・・・我が「茅ヶ岳歴史文化研究所」

にしても支援業務以外の活動をより普遍化、実体化をさせていかねばならない

ことは急務ですね。三人寄ればなんたら・・・といふ訳で広く協力者を求めて

行きたいですね。「連帯をもとめて孤立を恐れず」なんていう70年代ノリは

封印して仲間づくりに勤しみたいと思います(笑)


支援業務の方は再び発掘現場が2手に分かれました。野の獣の影色濃く

展開する現場ですが、そこは「自然がようけあってええやん!」といふ風に

プラス思考でいくことにして熟柿なる地での作業にさらに邁進して行きたい

ですね(笑)
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by kayabun | 2012-10-12 21:04 | スタッフ日記

これは浅鉢

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10月に入っても暑い日々が続いております。発掘現場の南中太陽真夏の

如し・・・・冬はきつい現場ですが、さりとてこの暑さ早く過ぎ去って欲しいもの

です。

とは言うものの現場から仰ぎ見る甲斐駒ケ岳の上の方はちらほら秋の気配

堰口遺跡、作業も大詰めです。



写真は「諸磯B縄文土器 浅鉢」この期の古段階のもの、5千数百年前の遺物

文様が特徴的ですね。かなり洗練された印象を受けます。どんな人が苦心、

制作していたのか想像力をかきたてられる一品ですね。


来週末には遺跡の空撮予定、あのラジコンヘリコプターはま近で見ると結構な

大きさで感動しますよ。
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by kayabun | 2012-10-05 23:07 | スタッフ日記
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中秋の名月、されどのまさかの台風直撃!せっかくのオルゴールライブに

水をさされた気分満載、過積載でありました。そんな荒天にもかかわらず

多くの方に八代家を訪れていただき感謝感激のNです。ありがとうございました。

私司会進行役をつとめさせていただきましたが、ライブはもちろんその後の

S氏による八代家住宅の説明、及び当時の名主さんたちの年貢納入のお話

もまたみなさまの耳目を満足させるに十分なものであったと確信いたします。
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彼女の歌・・・・改めて最高でした。不覚にも私いろんな思いが錯綜してバック

ステージで泣いてしまいました。親孝行しようと改めて思った次第です(笑)

日本の抒情歌いいですね。ホンマに我々のこころですよ、魂ですね。

オルゴールの音、いいですね。また是非多くのみなさんに体験してもらいたく

第二弾の企画もしたいですね。
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by kayabun | 2012-09-30 22:53 | スタッフ日記